近況報告です。

6月30日から新作に取りかかり、書き進め、FBを開く余裕もなく、ジョイの散歩は夫まかせ、ほぼ一日中座りっぱなしで足はこむら返りを起こし、隠れタバコは夫に見つかりーー。
でも、書けない、書くことがない、もう6月! 一年の半分がもうすぐ終わってしまうというあの絶望の日々を思うと、今は夢のよう。

毎晩、仕事する私をリビングのソファから見守ってくれるジョイ。いつもは玄関のタタキかパパの部屋なのに。足元で『守護神』してくれた先代犬シータが乗り移ったかのよう。ノートPCに貼ったガネーシャ神とサラスワティ女神のシールに祈りを捧げ、今日も冒険に乗り出します。象神ガネーシャは英知を授け、大きな足で道に横たわる障害を踏み倒してくれます。サラスワティ女神は学問と芸術の神様。

これまでの私の仕事のやりかたは、ノートにかちっと構想、主人公のキャラ、家庭環境などを取り、万全を期した上で書き出すというものでした。けれども今回はそういうことをやろうとするたび挫折してしまい、何も決めずに筆の向くままという感じ。文字どうりの「冒険」なのです。

そこへ、うれしい文庫版が到着。解説は「4つの初めての物語」に続き、芥川賞作家の綿矢りささんにいただきました。綿矢さんの解説がとても素敵なので、本屋などで見かけたら解説だけでも立ち読みしてください!ぜひ!