憲法壊すな!SEALDsとの連帯(1)

「間にあって」、このような若い人達と出会えたことに感謝する。
しぶとく長生きしたいと思うようになってきました。

9/16 午後の座り込みから参加し、集会に心を残しつつ、10時頃帰宅。
国会では委員会審議が進行中で、野党との連帯の意味あいも込めた集会でした。

すごい人です。人の壁です。車道はカマボコ=機動隊装甲車が二重、三重の駐車をして塞いでいます。そうして歩道に押し込められた人々を二重、三重の柵が仕切っています。これ、マジで危ないです。
街頭デモは逃げ場がある。でも、こうして狭い歩道に押し込められ、完全規制されると、、、
逃げ場ないです。

しかも、圧倒的に多いのが私ら団塊の世代。自分では若いつもりでも、ジジババです。足腰、弱いです。
せめて、せめて歩道を解放してほしい。長丁場、立ったり座ったりできるように。私はちゃっかり生け垣に腰掛けていたのですが、わずかなすき間に折りたたみの椅子を広げ、さあ、座ろうとしたお父さん。いや、おじいさんか。
とにかく、転んでしまって、周囲の人々も崩れ、かなりヤバかったです。

おいっ!この柵、撤去しろよ。危険なんだよ。人命に関わることだぞ!
こっちは非暴力でやってるのにさ。

SEALDsのコールをリードする女子大生。彼女は45年前の私か?

ついに、ついに会えました! 「Sing for peace」を掲げる自由の森学園の生徒さんたちに(FB,youtubeを見て、すっかり彼らのファンになった私。いやファンというより、希望の星ですね、彼らは)
場所は桜田門に近い歩道の外れ。マイクがなくても、よく響く歌声+アコギ。

この日、歌ってくれたのは、「民衆の歌」「ケサラ」「青空」「島唄」「ヒロシマのある国で」
私がボロ泣きしながら唱和していると「あのう、、ちょっとよろしいでしょうか」と、カメラ&マイク。

「この生徒さんたちの歌を聞いて、どう思われますか?あ、お顔もいいですか?」
「いいですよ」私は被っていたパーカのフードをはねのけた。顔をさらせない理由など、何もない。
「素晴らしいと思います。若者が変われば、国も変わります。私は全共闘でしたが、暴力に訴えたため、一般の人々の共感を得られませんでした。彼らは合唱によって、平和をアピールしている。それが何より素晴らしい」

連帯のスピーチに立った、戦後70年のうち55年を平和活動に捧げてきたというかたが「非暴力ほど強いものはないんです」と、繰り返されていた。
原発・再稼働反対抗議行動の時も思った。これって、すごいことだなあ、と。
だって、フツーのお母さんも、高校生もいる。キリスト教の団体もいれば、日蓮宗のウチワ太鼓のお坊さんたちもいる。

これは全共闘にはできなかったことだ、と涙が出そうになった。今日もそうだった。でも、、
8/30の総がかり行動の時、柵が「決壊」したように、この非暴力行動も、いつか、どこかで「決壊」するんじゃないか? という思いをぬぐいきれない。それがいいとか、悪いとかではなく。

時折聞こえるピュッピュッというホイッスルの音に、心臓がどきん!とする。かつてのデモを思いだしてしまって、、
けれども、今ではホイッスルはデモ隊ではなく、お巡りさんが安全注意のために吹いているのだ。
もしも、もしも非暴力が「決壊」する時がきたら、私はためらいなく、路上の人々とともにいるだろう。

画像;順に=この青年はバングラデシュBangladesh出身。カンペッキな日本語を話し、9条の会のかたのスピーチにも「そうだっ!」「ふざけんなっ!」と威勢の良い声を上げる。
「怒」のおじさんは千葉の流山からの参加。「この布はイシハラが都知事になった時に作ったのよ。『怒』だけだから、なんでもまにあっちゃう」

このお二人に挟まれ、守られて過ごした6時間でした。袖擦れ合うもなんとやら。ありがとうございました。
*注;画像掲載については、お二人とも快諾をいただいております。