ネパール大地震

もっぱらFBのほうに、最新情報や私の所感をアップしてきました。

確かに被害は甚大ですが、テレビやネットで報道されている悲惨な状況ばかりではありません。
空港からカドマンドゥ市内への道路は問題なく、私の常宿のあるタメール地区では、店もほとんど開いています。

私のかわいい末っ子にして、尊敬するグルジでもあるシャームジのカトの家が半壊し、彼は2日前に印ネ国境をバスで越えて、そこから乗り合いバスでカトへ。そうです。ローカルバスも走っているところもあるのです。

現在、シャームジとお兄さん一家はテント生活から逃れ、友人宅に身を寄せています。そうなんです。カトマンドゥにも住める家があるのです。

考えてみれば、四百年、五百年も昔の木造寺院、ろくな鉄骨の入っていないビル、日干しレンガの家々が倒壊するのは当たり前と言えば当たり前のこと。
そうはいっても、私にヒンドゥー文化への目を開かせてくれた,あの美しい旧王宮広場が、寺院が,赤い階段が,永遠に失われてしまったことは、言葉にならないほどの衝撃です。

山間部の被害はまだわかりませんが、一人でも多くの人々が救助されることを祈っています。
そして、カトでもポカラでも,私の大切な友人は皆、怪我一つしなかったということへの感謝も、神々に捧げています。

私は予定どうり、11日に出発します。
ネパール行きのE-チケットを取ったのは、今年の3月。まさか、こんなことが起こるなんて、夢にも思わずに……。

こよなくネパールを愛する友人達、また、昨年シャームジが来日した折、彼の教えに触れた人々から、「これ持って行って!」と、いろいろな物資が私のもとへ。

でも、被災地へ行くのですから、身軽でなければ歩けません。そこで、どれを持参するかの選別は私に任せてもらうことにしました。

今年の3月に、ネパール行きを決めてから、行く気満々で、仕事も前倒しにして、がんがん書いていた私ですが、、、4月に入ってから、なんとも気が重い、うつっぽい。
なんでだろう、なんでだろうと思っていたら,この地震です。

私には霊感もなく、むしろ、そっち系は鈍いほうです。けれども、3.11を考えても、何か地球規模での異変が、異常が起こっているのではないでしょか。その前触れを、私も受けていたのかもしれません。

怖れは、ありません。シャームジがきっと空港で待っていてくれる。大切な友人達と再会できる。
固く,そう信じています。

画像は;崩壊した家の中に立つシャームジ。この冷静かつ穏やかな目はどこからくるのでしょう。